2012年8月18日土曜日

アイドルの話(ももクロの思い出話)



 先日友人に誘って頂き、初めてスマイレージのライブを見に行きました。日テレで『汐博』という祭りが開かれていて、その中に設えられた「汐留AX」というイミフな(でも凄く良かった)ライブ会場でのライブでした。一時間のミニライブ。
 ハッキリ言って最高でした。ライブも超楽しかったし、フロアの盛り上がりもめちゃくちゃアツいのに見やすいというナイスな現場で(後で聴くとこの日は迷惑ヲタがいなくて素晴らしい状況だったらしい)、これは是非また来たいと強く思いました。僕はアイドルでも「ライブ感」が好きで、お台場でベリーズ工房を見た時のお膳立てされてる感じが個人的に好みでなかっただけに、スマイレージのライブは凄く刺さりました。

 スマイレージと言うとメンバーの派手な入脱退がトピックとして語られる事が多いですよね。初期メンバーは今もう二人しかいなくて、新メンバーが四人入って現在六人グループになってます。
 ここで話が飛ぶんですけど、ももクロから早見あかりが脱退した時の事を改めて思い出したんですよね。あれはグループのアイデンティティが揺さぶられるくらいの大事件だったと思うんですけど、あかりん脱退直後から休む暇無く六日間連続のトーク&ライブイベント(僕は有野さんの回と吉田豪さんの回に行きました。去年の夏ですが、あの頃はまだ当日券とかも出てた!)が行なわれた事が、やっぱり今のももクロを形作る上でかなり良い働きをしたのだなと思います。
 早見あかりはももクロの中でもラップ担当だったりライブでのMCをうまく回せたり、かなり重要なポストにいたんですよね。メンバーの精神的支柱にもなっていたかもしれない。そんなメンバーがグループから脱退したら、残されたメンバーに多大なる「喪失感」が打ち込まれるのは自明です。
 それは避けられない事なのですが、六日間連続のイベントはその喪失感を別種の物に変えたと思うんですね。休む間もなく(=喪失感に打ちのめされる間も無く)トークイベントとライブをさせる事によって、「重要なメンバーがいなくなってしまった、これからどうしたら良いのだろう」という観念的で不安の塊である喪失感ではなく、「彼女がいなくなって、これが出来ないから補填しなければいけない、これが出来るから伸ばしていかなければならない」という"実際問題としての喪失感"をメンバーに与えられたと思うんです。これはメンバーに自発的に戦う力を付けさせたとも言えるし、今のももクロの強みの礎になったと思います。

 初日は東京キネマ倶楽部の二列目で見れたので、異常な近さでライブ見れて楽しかったな・・・思えばあの夏から異常なスピードで人気が上がって行ったな・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿